大韓航空は長距離路線のエコノミークラスで、
カップ麺のサービスを取りやめるそうです。
長距離移動での機内の楽しみはピザなどの軽食などが、唯一の楽しみですよね。
乗客にも喜ばれていたカップ麺をどうして中止にするか調べてみました。
- カップ麺中止は乱気流の発生増加が原因か
- 乱気流とは
- 乱気流の事故例
カップ麺中止は乱気流の発生増加が原因か
カップ麺は熱湯を注ぐために、いままでも多少のやけどの報告があったそうです。
原因の多くは乱気流が増加傾向にある事だと指摘されています。
狭い機内で乗務員がお湯の入ったカップ麺を運こぶのは、
リスクが大きいですよね。
そこへ乱気流にでも巻き込まれたら大きな事故を引き起こします。
カップ麺の提供中止は、やけどなどの事故のリスクを減らすためには
やむを得ない事だと理解できます。
乱気流とは
大気中の気流の乱れ。特に航空機の航行に影響するような,風速,風向が急激に,不規則に変わっている流れ。乱気流には山岳や建造物など地表面の凹凸による力学的なもの,強い日射で地表面が加熱されて局地的上昇気流が生じる熱的なもの(対流,積乱雲,雷雲),風の強いシアー(風速,風向がある方向たとえば垂直または水平に変化している割合)に伴って発生するものなどがあり,これらは対流圏中の比較的下層や雲の中で発生する。これよりも上層の雲のないところや富士山のような高い山の風下に現れるものは晴天乱気流と呼ばれ,航空機の飛行に重大な障害を与える。
ブリタニカ国際大百科事典引用
近年、気象状況が厳しくなっています。
このような気候変動の影響で乱気流はさらに増えるだろうと、
専門家たちは、予想しています。
乱気流は100パーセント予測するのは困難ですが、
身の安全を守るためにはとにかくシートベルトを締める事が大事ですね。
乱気流の事故例
1997年4月14日、日本航空便が香港から名古屋へのフライト中、乱気流に巻き込まれる
1997年4月14日、日本航空便が香港から名古屋へのフライト中、
乱気流に巻き込まれました。
機体が乱高下し、乗組員、乗客289名のうち重軽症者12人、
うち1人の客室乗務員の方が1年8カ月後になくなりました。
客室乗務員の方は乗客対応を優先させるので、
シートベルト着用が間に合わなかったりして、
ケガをする確率は高いですよね。
1997年12月28日 、日本からハワイのホノルルに向かっていた、ユナイテッド航空所属のボーイング747型機が、北太平洋上空で乱気流に巻き込まれる
ハワイで年末年始を過ごそうとする乗客が多く、ほぼ満席だったそうです。
離陸から2時間弱で乱気流に遭遇しました。
機体は激しく乱高下して、多数の乗客が体を投げ出されました。
食事の時間が終えた直後だったために、
シートベルト着用のサインは出されていなかったそうです。
2024年5月21日、ロンドンからシンガポールへ向かっていたシンガポール航空の旅客機が乱気流に巻き込まれる
2024年5月21日、ロンドンからシンガポールへ向かっていたシンガポール航空の旅客機が乱気流に巻き込まれました。
機体は激しく乱高下して多数のけが人がでました。
そのうち6人の方が重体で1人の方が亡くなりました。
まとめ
気候変動の影響で、予測不能な乱気流の発生が増えているそうです。
少しでも安全なフライトを目指すために、熱湯を使うカップ麺の中止は、
リスクを回避するために仕方ありませんね。