クローゼットの奥に眠って、サイズが合わなくくなったり、飽きてしまったスカート、捨てるには少し惜しいですよね。
でも、ただ保管しているだけではスペースを取るだけでなく、もったいない気もします。
そんな時こそ、リメイクを試してみませんか？
不要なスカートを新しいデザインに変えることで、節約にも繋がり、あなただけのオリジナルファッションを楽しむことができます。
スカートのリメイク手順
リメイクを始める前に、以下の材料と道具を準備しておきましょう。
- スカート（リメイク対象）
- 別布（スカートを広げるために使用）
- ハサミ
- メジャー
- ミシン
- 縫い針
- 糸
- まち針
- ゴム紐
- アイロン
- ロックミシン（なくてＯＫ）
- 糸切りリーッパー
①ベルト部分を取り外す
べルトの部分を身ごろからはずします。
リーッパーなどを使って、縫い目を丁寧に切ってはずすのも良いのですが、時短のためにハサミで切りはなすします。
②スカートの両側をハサミを入れて切りはずす
ここも時間短縮で、糸をほどかないでハサミで切り離しました。
前と後ろでふたつに分かれました。
③別布の準備
後ろと前の身ごろに入れる別の布生地を準備します。
布の巾はスカートの広げたい大きさで決めます。
写真のリリメイク作品では浴衣生地を使っており、反物の巾37㎝をそのまま使っています。
④スカートの巾を広げる
つぎ足す布巾を決めたら、スカートの後ろ身ごろと前身ごろの間に入れて繋ぎます。
つぎ足す布地の下の部分は三つ折りにしてミシンをかけておきます。
身ごろと別布をスカートの下の部分から中表に合わせてピンでとめてゆきます。
三つ折りした部分の裏表を注意してください。
下の部分から合わせるのは布のずれが多少起きても、上の部分で調整が可能だからです。
身ごろの縫い代はほつれ防止にロックミシンを掛けておきます。
つぎ足した布の上の部分を切ります。
もう片方のサイドも同じように縫い合わせます。
⓹ベルトを作る
ベルト部分に使う布地を準備します。
身ごろ上部分の1周の長さをメジャーで測ります。
身ごろ上部分の1周の長さ＋縫い代３㎝（1.5×1.5）がベルト生地の長さになります。
ベルト部分に入れるゴムを準備します。
ゴム巾×２にゆとり３㎝を足して、さらに縫い代３㎝（1.5㎝×1.5㎝）を足します。これがベルト部分の巾になります。
写真のリメイク作品で使っているゴムは広幅の4㎝ゴムを使っています。
4㎝×２にゆとり3センチを足してさらに縫い代３㎝（上1.5㎝下1.5㎝）を足しています。
合計14㎝巾になっています。
ゴムの長さはメジャーを使ってウェスト部分を測ります。
一番楽な締め付け具合で決定してください。
その長さ＋端を縫い合わせる重ね部分の5ｃｍ前後を足して下さい。
重ね部分はや多めの方が後々に長さ調整が効きます。
⑥ベルト部分を縫う
ベルト部分の布地を半分に折り、アイロンで折り目を入れておきます。
両端を中表に合わせて中央よりやや上の方までミシンを掛けます。
残りはゴム通しのために開けておきます。
縫い代も広げてミシンかけます。
⑦ベルトを身ごろに取り付ける
ベルト通しの閉じた部分が上になるようにして、身ごろと中表に合わせます。
身ごろを下にしてにベルトが上に重なるようにして下さい。
ずれないようにピンでしっかりと固定します。
最初に対局になるように4か所を固定してからピンで止めてゆくとうまくゆきます。
（仕付け糸で縫っておくとずれ防止になります。）
うまく固定したら縫い代1.5㎝のところを縫ってゆきます。
ベルト生地の折り返す側の端にロックミシンを掛けます。
ロックミシンがない方はバイヤステープで端を始末します。
折山を裏側に曲げてピンを打っていきます。（あるいは仕付け糸で縫っておきます、）
表からミシンをかけます。
ミシンはベルトと身ごろのつなぎ目より3ミリから5ミリ上を縫います。
⑧ゴムテープ入れ
ベルト部分のゴム通し口からゴムを通してゆきます。
ゴム通しや、やや大きめ目な安全ピンなどを使ってゴムを通してゆきます。
ゴムの重ね部分を合わせてミシンや手縫いで繋ぎます。
縫い合わせる前に仮止めして試着するのが良いかもしれません。
スカートリメイク作品出来上がり
なかなか個性的な作品に仕上がりましたね
タンスで眠っていた浴衣の端切れが役立ってよかったです。
まとめ
ァッションは私たちの個性を表現する大切な要素ですが、サイズが小さくなったり、飽きたりした衣類をどうするか悩むこともあります。
衣料品の大量生産や消費も環境問題になっています。
リメイクは、衣類の廃棄を減らすだけでなく、経済的なメリットもあります。
不要な服をリメイクすることで、新しい衣服を買わずにすみます。
加えて、自分の手で何かを作り上げるという達成感や満足感もあります。
