食品加工会社社員・門脇卓(真丸)が公園の石段の下で亡くなっているのが見つかりました。
彼の携帯が無くなっていたことから、土門(内藤剛志)たちは事件性を疑いました。
被害者の足取りを追っていくうちに、彼にかかわっている何人かに疑いの目が向けられます。
今回のテーマである「思い出の味」とは?
味にまつわる推理で、マリコ(沢口靖子)がどのように解決してゆくかを考察してみました。
科捜研の女 24 第2話謎解き!被害者、門脇卓(真丸)の周辺の人たち
食品加工会社社員・門脇卓(真丸)はかなりのやり手で、新たな商品開発に熱心でした。
時には強引なやり方をするので敵も多かったと、同僚が話しています。
容疑者その1 あかぞら食堂の店主、新倉初美(西尾まり)
事件のあった日の夜、門脇卓(真丸)は「あかぞら食堂」を訪ねる予定でした。
そのことは退社時に同僚に話していた事で判明しました。
店主の新倉初美(西尾まり)はひとりでお店を切り盛りしていました。
マリコ(沢口靖子)や土門(内藤剛志)たちはその店のメニューに「思い出の味」という項目があるのを見つけました。
マリコ(沢口靖子)……思い出の味?
新倉初美(西尾まり)……お客様が以前に食べたことがある、懐かしい思い出の料理を再現するのです。うちの店のサービスメニューなんです。
マリコ(沢口靖子)……どうやって食べた事がない料理の味を再現するの?
もしかして、科学的に成分を分析しているのですか?
マリコ(沢口靖子)の天然ボケがさく裂しましたね。
彼女の天然ボケの場面が一番面白いですね。
新倉初美(西尾まり)は大笑いしていましたが、マリコの天然ボケに土門(内藤剛志)や蒲原(石井一彰)は眉ひとつ動かさないのもかえって愉快でしたね。
新倉初美(西尾まり)……その人の思いから味の特徴、使われていた食材、食べていた時期などをくみ取って、思い出の味を再現するのよ。
新倉初美(西尾まり)は料理に関しては熱心に話してくれたのですが、被害者の門脇卓(真丸)が店に来た事にについては、あまり覚えてないと答えました。
彼女は20年前に似たような障害事件を起こしていました。
悪質なものではなく、かっての上司がしつこく付きまとうので振り払った際に上司が階段から転落したのです。
上司の命に別条がなかったので、執行猶予刑で済んでいます。
その時に幼い子供を残したまま離婚しています。
容疑者その2 出版社に勤める被害者の彼女、成瀬若葉(小西桜子)
成瀬若葉(小西桜子)は「あかぞら食堂」に「思い出の味」を再現するように提案した人物でした。
彼女が幼い頃に食べた卵焼きの味を新倉初美(西尾まり)が再現してくれたのです。
その事に感動した成瀬若葉(小西桜子)は「思い出の味」のメニューを提案しました。
そして、新倉初美(西尾まり)の食に関する出版も手掛けていました。
私生活では被害者の門脇卓(真丸)の強引さに振り回され、DVも受けていたのです。
成瀬若葉(小西桜子)は被害者からのDVから逃げるためには、彼を殺すしかないとまで追い詰められていましたが、新倉初美(西尾まり)の必死の説得で思い留めました。
容疑者その3 被害者と高校の同級生、佐久本航平(大下ヒロト)
佐久本航平(大下ヒロト)は人気ラーメン店「さくもと」を経営していた父親の店を継いでいました。
しかし、父親のようなラーメンの味を出すために試行錯誤していました。
被害者の門脇卓(真丸)は人気ラーメン店「さくもと」の味をカップ麺として復活させるプロジェクト
を計画します。
高校の同級でもある「さくもと」の後継者、佐久本航平(大下ヒロト)とプロジェクト計画の契約をします。
そして、新倉初美(西尾まり)に「さくもと」のラーメンの味を再現してほしいと頼み込んでいました。
しかし。彼はラーメンだけでなく、「さくもと」以外で作られている食品も「さくもと」のネームで売りだす計画をしていたのです。
そのことで、佐久本航平(大下ヒロト)ともめていました。
引用:テレビ朝日
科捜研の女 24 第2話謎解き!犯人の割り出し経過
科捜研の女 24シリーズからは捜査方法について、技術や仕組みをわかりやすく伝えるようにしているそうです。
より科学捜査の面白さを体感できるドラマを目指しているそうなのですごく楽しみですね。
胃内容物の成分照合
被害者の胃の内容物からは新倉初美(西尾まり)の「あかぞら食堂」では食事してない事が判明します。
防犯カメラ映像解解析
防犯カメラに別の飲食店から出てくる被害者の映像がありました。夕方7時55分です。
着衣の付着物採取
被害者の服からは両手の指紋と共に特殊なクリーム成分が検出されます。
しかし、力は加えられてなくて、服に手を押し当てただけだと判明しました。
落下シュミレーション解析
転落した時の状況をパソコン上で再現する。
骨格認証
被害者の彼女らしき人の後ろ姿だけが彼のSNSに残されていました。
そこで骨格認証をしたら、成瀬若葉(小西桜子)の後ろ姿だったことが明らかになり、
被害者の交際相手だと明らかになりました。
指紋の特徴点
人の指紋には平均で100個の特徴点があるけれど、最低12個が一致すれば「指紋が一致した」とみなされるらしいです。
化学研究員の宇佐見(風間トオル)が熱く説明してくれたのでよく理解できました。
指紋は新倉初美(西尾まり)のものでした。
しかし彼女はただ背広に両手をのせただけで、指紋をわざと付けた可能性があります。
その後、彼女にはアリバイもある事がわかりました。
ブルートス効果
ブルートス効果とは匂いから記憶や感情が呼び起こされる現象だそうです。
今回のテーマである「思い出が呼び起こされる」につながるのですね。
引用:テレビ朝日
まとめ
出版社に勤める被害者の彼女、成瀬若葉(小西桜子)にもアリバイがある事が判明しました。
被害者の背広に指紋を付けて、自分に疑いを向けさていた新倉初美(西尾まり)は、実は幼い成瀬若葉(小西桜子)を置いて、離婚して離れていった母親だったのです。
残る容疑者はラーメン店「さくもと」の佐久本航平(大下ヒロト)です。
ラーメン店「さくもと」以外で作られている食品も「さくもと」のネームで売りだそうとする容疑者に怒りを覚え、階段上でいさかいになりました。
突き落とす意図はなかったのですが、はずみで容疑者が落ちてしまったのです。
マリコ(沢口靖子)達はあかぞら食堂の店主、新倉初美(西尾まり)の協力の下、科学の力も借りて、ラーメン店「さくもと」のまぼろしの味を再現させたのでした。
佐久本航平(大下ヒロト)は再現された父親のラーメンを噛みしめながら、じぶんが犯人だと告白しました。
「思い出の味」が心を溶かし、素直な気持ちが引き出せましたね。