夏のある夜、京都市内のビジネスホテルで緊急事態が発生しました。
客や従業員約30人が次々倒れ、緊急搬送されたのです。
ホテルスタッフの1人が亡くなりました。
そこに科捜研メンバーのマリコたちや土門さんの登場です。
現場の状況から食中毒ではなく、毒物を館内に充満させた事件だと推理しました。
今回はどんなハイテク技術で謎解きをしてゆくか検証してみました。
科捜研の女 24 第1話謎解き!犯人は?
「科学は嘘をつかない」今回もマリコたちの信条が発揮されるでしょうか?
容疑者その1 ホテル支配人、大月裕子(大塚寧々)
事件のあったこのホテルには天然温泉施設がありました。
それで、温泉がらみのの硫化水素中毒かと思われていたのです。
支配人の実家は温泉宿をしていて、過去に硫化水素中毒事故で客が亡くなった事件を起こしていた事が判明しました。
しかし、検知器の結果では硫化水素中毒事故ではなく、別の毒素が検出されました。
大月裕子(大塚寧々)と硫化水素中毒事故との関連はなくなりましたが、彼女が亡くなった従業員佐藤(市川理矩)と最後に会話をしていた事が防犯カメラで確認されました。
容疑者その2 最初に駆け付けた巡査、新開(鈴木福)
現場のビジネスホテルに最初に駆けつけた交番巡査・新開(鈴木福)は亡くなった被害者佐藤(市川理矩)と友人関係にあったことがわかりました。
2人はかって、同じ警察学校で同期だったのです。
新開(鈴木福)は、佐藤(市川理矩)が学校のルールに違反した事例を見逃さずに教官に申告した事がありました。
そのことが原因で佐藤(市川理矩)は警察学校をやめてしまったのです。
新開(鈴木福)は自分のせいで彼の進路を断ってしまった事に負い目を感じていました。
容疑者その3 ホテル設備配管工・島木陽菜(豊島心桜)
マリコは毒物を気体にしてホテル内に充満させた可能性があると推理しました。
そこでホテルの配管設備を点検していた島木陽菜(豊島心桜)のもとへ調査に行きます。
彼女の部屋には立派なアクアリウムがありました。
アクアリウムでは毒素を出すサンゴの一種が飼育されていました。
鑑定結果で、この毒素が中毒事件の成分と一致しました。
引用: テレビ朝日
科捜研の女 24 第1話謎解き!犯人割り出し経過
捜査する中で、上記の3人は犯人ではありませんでした。
犯人は登場人物の中では目立たないポジションの人で、ホテルのスタッフ清水(増田修一朗)
でした。
犠牲者にになった佐藤(市川理矩)との金銭トラブルが原因でした。
サスペンスの多くが主要人物に疑惑を向けさせておいて、オチは近所の人でしたとか、スタッフの1人でしたとかが多いですよね。
作品を膨らませるためにこの手法は仕方ありませんね。
犯人追求のために今回もハイテク技術が使われました。
「科捜研の女」のだいご味はハイテク技術の登場が一番の魅力ですよね。
条件認証ドローン
舞鶴ランタン七夕まつり会場で、ホテル設備配管工・島木陽菜(豊島心桜)が何者かに襲われて亡くなる事件が起きました。
犯人はランタンにふれた可能性がある事から指紋割り出しのためにまつりの当日に飛ばされたランタンの回収を試みるのでした。
当日の気象条件で落下地点を予測して、条件認証ドローンを飛ばします。
「条件認証ドローン」とは探す対象物の形を登録したカメラを載せたドローンの事
番組ではドローンよって落下したランタンが次々見つかる様子がお見事でしたね。
猫認証システム?
ランタン回収時に捜査員の1人が、近くで猫の死骸が見つかったことをマリコに報告する。
マリコは猫の行動を調べれば犯人に繋がる証拠が見つかる可能性があるとひらめきました。
そこで亜美ちゃん(山本ひかる)に猫顔認証はできないかと無茶ぶりするのです。
亜美……いや、無理でしょ!
そこに君島君(小池徹平)が
君島君……猫の色の模様や色彩で条件認定すれば可能かも知れないよ!
マリコの無茶ぶりでしたが、何と、猫が映った防犯カメラの画像がヒットしました。
猫は毒の成分がついた犯人の手袋を舐めていたことがわかりました。
マリコ達は手袋が落ちていた場所を特定し、回収することに成功しました。
手袋から犯人の指紋が検出されたのです。
この猫の場面が一番おもしろかったです。
個人的にはもっと猫の事をクローズアップしてほしかったと思います。
猫はどの品種でどんな毛色だったかなどです。
できれば猫の飼い主が表れて、「1話のゲスト、山田はなこ」みたいな感じではどうででしょうかね。
まとめ
科捜研の女 24 第1話の謎解きにもハイテク技術が使われていて、楽しかったですね。
謎解き以外にも、消防士の隊長役での津田寛治さんの演技にも泣かされましたね。
息子の事を理解してあげられないまま、悲しい別れをしてしまった父親のつらさに、もらい泣きしました。