科捜研の女 24 第3話謎解き!市長はイクメン?

科捜研3 ドラマ

榊マリコ(沢口靖子)は偶然に、女性がよろけて階段から落ちてゆく場面に遭遇します。

駆け寄って助けようとしますが、意識がないので、すぐに救急車を呼びます。

その時に彼女から何かの匂いがするのを感じました。

そして彼女は「ぼろの中に…」とつぶやきました。

彼女は城南市役所の職員の千沙都(山田愛奈)だったのです。

翌日には同じ城南市職員の紅林(山本圭祐)が廃工場で遺体となって発見されました。

彼は階段から落ちて救急搬送された千沙都(山田愛奈)の上司でした。

彼の遺体も千沙都と同じような匂いがしていました。

マリコ(沢口靖子)達はこの奇妙な事件をどのように解決するのか検証してみました。

科捜研の女 24 第3話謎解き!犯人は?

今回のなぞを解くカギは「ぼろの中…」に何かありそうですね。

容疑者その1 市役所に勤務する千沙都(山田愛奈)

千沙都(山田愛奈)と被害者は、市の財政の立て直しを図る部署で働いていました。

今回も赤字を出している診療所に調査に出かけている途中でした。

実はそこに出かける前に課長の山城麻緒(原扶貴子)に重大な事実を打ち明けていました。

どうやら、亡くなった紅林治彦(山本圭祐)は市の土地を売却する時に購入者に入札最低金額を教えていたみたいです。

見返りに業者からお金を受け取っていたのです。

彼の隙をみて、証拠の品を手に入れるつもりだと課長の山城麻緒(原扶貴子)に打ち明けてから出かけています。

実際、彼女は隙をみて紅林(山本圭祐)のカバンから証拠のUSBを取り出して逃げたのです。

階段から落ちたのは逃げる途中だったのです。

その後に亡くなった紅林(山本圭祐)の首には、彼女のストールが巻かれていました。

容疑者その2 市長の長峰志郎(尾美としのり)

千沙都(山田愛奈)は市長の実の娘です。

娘が4歳の時に母親が亡くなりました。

それ以来、営業職を内勤に変えて、子育て優先の生活をしてきました。

PTA会長で頑張っているところを議員選挙に担ぎ出されて、政治の世界に入ったとのことです。

ウサギが好きな娘のために、自らウサギのワッペンを娘の持ち物に付けてあげたりするイクメンです。

娘の小さい時からの靴や服は一切捨てずに、大切に保管している親バカぶりです。

あまりの溺愛に娘にうざがられ、大学の進学で家を離れてからは、あまり帰ってきてないようです。

課長の山城麻緒(原扶貴子)の話ではこの市長も土地売却の汚職にからんでいる可能性があるとのことです。

容疑者その3 市役所の課長、山城麻緒(原扶貴子)

課長の山城麻緒(原扶貴子)は亡くなった紅林治彦(山本圭祐)と千沙都(山田愛奈)の上司です。

そもそも、部下の悪事が見抜けないのはおかしいと思います。

市有地の売却の書類が上がってくるはずなので、売却金額に疑問を持つべきだと思います。

突然訪ねてきた警察関係者に、何の根拠もないのに市長への疑念を語るのもおかしいですよね。

マリコ
引用:テレビ朝日

科捜研の女 24 第3話謎解き!マリコ(沢口靖子)たちのハイテク技術

着衣の臭気分析

千沙都(山田愛奈)と紅林(山本圭祐)に付いていた匂いは分析の結果、酸化エチレンでした。

二人は酸化エチレンガスを浴びた可能性が出てきました。

博物館や美術館などでは収蔵品を害虫から守るために、業務用のガスを充満させて駆除するそうです。

風丘早月(若村麻由美)の推理によると、2人は事件前後にガス燻蒸が行われてていた場所に居た可能性があるみたいですね。

市立博物館では、ガス燻蒸が行われていて、立ち入り禁止になっていたそうです。

女性が男に追いかけられる形で、ガス消毒中の館内を走り抜けてゆくのを業者に目撃されていました。

酸化エチレンガスを浴びた千沙都(山田愛奈)はふらついて、階段から落下し、紅林(山本圭祐)はふらついているところを誰かに殺害されたのでしょう。

ストール付着物検査

千沙都(山田愛奈)のストールは被害者の首に巻かれて発見されたのですが、ちぎれて一部が欠損していました。

着衣付着物検査

千沙都(山田愛奈)のズボンの膝の部分に砂場に生えるコケが付いていました。

靴の付着物検査

千沙都(山田愛奈)の靴の裏の溝からフルホンシバンムシの死骸が見つかりました。

フルホンシバンムシは古い本や掛け軸などをかじって穴を開けてしまう害虫です。

博物館や美術館などでは収蔵品を害虫から守るために、業務用のガスを充満させて駆除しま

犯人像

犯人は市役所の課長、山城麻緒(原扶貴子)でした。

部下の紅林(山本圭祐)と共に業者から見返りの金を受けとっていたのです。

何も知らなかった千沙都(山田愛奈)は、紅林(山本圭祐)から証拠の品を手に入れるつもりだと課長の山城(原扶貴子)に打ち明けていたのでした。

山城は証拠のUSBの事が心配になり、2人追って出かけます。

彼らの出張先の周辺で、千沙都(山田愛奈)のストールが金網に引っ掛かっているのを発見します。

そしてふらついて歩いていた紅林(山本圭祐)を見つけます。

USBには自分の名前は入っていない事を確認すると、千沙都(山田愛奈)のストールで彼を殺害したのです。

マリコ(沢口靖子)たちも、2人が酸化エチレンガスを浴びた周辺を足跡鑑定しています。

すでにガスの心配が無くなった博物館の中には、貧しかった時代の着古した、ぼろの着物が展示されていました。

その一角には、市民グループが古着からリメイクした作品も展示されていました。

千沙都(山田愛奈)も、父親が大切に保管してあった幼い頃の服を巾着にリメイクして展示していました。

マリコ(沢口靖子)は巾着のウサギのアップリケを見て、この中に千沙都(山田愛奈)がUSBを隠していると確信しました。

「ぼろの中…」は古い着物の展示室、そして自分のぼろの服で作った巾着の事だったのですね。

USBには山城麻緒(原扶貴子)のイニシャル名が記された記録が見つかりました。

建物の周辺では、千沙都(山田愛奈)のズボンに付いていたコケが見つかり、近くにあった金網からは千沙都(山田愛奈)のショールの切れ端が見つかりました。

そして金網には決定的な証拠がありました。

ショールを引っ張った時に、山城麻緒(原扶貴子)が金網で指を傷つけてしまい、その時の血痕が金網に残っていました。

まとめ

溺愛する父親に反発していましたが、本当はそんな父親に感謝していたのです。

父親の市長としての仕事の手助けになればと、市役所職員の仕事を選んだのですね。

博物館運営を盛り上げるために、市民グループのリメイク作品を展示するのはいいアイディアですね。

そんな市民グループが近くにあったら、私もぜひ参加したいです。