科捜研の女 24 第7話謎解き!地下水脈大捜査

科捜研8話 ドラマ

市内にある金属加工工場の社長向井浩(浅田祐二)が階段の下で亡くなっているのが見つかりました。

転落事故かと思われたが、現場には向井の下足痕が残されていなかったことが判明しました。

どこかで殺害された後に、この階段下に遺棄された可能性が高いです。

事件性がある事が疑われ、マリコ(沢口靖子)たちは死因や死亡時刻の特定を急ぎます。

科捜研の女 24 第7話謎解き!犯人は?

事件の夜に被害者が経営する金属加工工場の会社では新入社員の歓迎会がありました。

すでに事件に巻き込まれていた向井社長は、そこに現れませんでした。

従業員からの聞き取りで、この工場ではいくつかのトラブルを抱えている事がわかりました、

金属を加工する過程で、製品が1000 °c近くになることもあります。

いままでは冷却装置で冷水を作り、生産ラインを冷やしていましたが、電気代が高いのが悩みでした。

そこで10°c前後の水を確保するために井戸を掘ったのです。

電気代は削減できたのですが、工場近くの病院や 草木染めの会社から苦情が来ていました。

この2か所の会社が業務で使っていた井戸の水質に変化があったそうです。

因果関係の立証が難しいためにトラブルになっていました。

容疑者その1 草木染職人・椛山卓司(片桐仁)

使っていた井戸の水質が変わったせいで、以前のような草木染の発色が出来ない事に怒っていました。

同じ色を出そうと毎晩 試行錯誤しているみたいです。

井戸の水質が変わる前に染めたサンプルと 変わってから染めたサンプルを土門(内藤剛志)と蒲原勇樹(石井一彰)に見せますが、素人目には違いが全く判りませんでした。

死亡時刻の9時から10時頃は工房で染液の調合をしていたと答えましたが、弟子の長谷部拓海(庄司浩平)は師匠は嘘をついていると土門たちに打ち明けました。

忘れ物をして工房にもどったら、その時間には椛山(片桐仁)はいなかったそうです。

彼は師匠の椛山の、ささいな色の違いにこだわり続ける事に反発していました。

容疑者その2 病院事務長・須黒正明(肥後克広)

洛中 総合病院には大型の井戸水の受水槽が設置してありました。

医療器具の洗浄や透析に処理された井戸水を使用していました。

透析は1回の治療で約150 ℓも使うそうです。

金属加工工場の会社が井戸を掘ってから、雑菌や エンドトキシンという毒素の数値が上がったそうです。

そのために新たな処理装置を入れたので余計な出費が出ていました。

病院事務長の須黒正明(肥後克広)は金属加工工場を非常に腹立たしく思っていました。

その病院では解剖医・風丘早月(若村麻由美)の娘・亜矢(染野有来)が研修医として勤務していました。

犯行時刻の夜9時から10時頃に亜矢が、事務長と同じ院内でリモートで会話していた事がわかました。

事務長の須黒(肥後克広)のアリバイは亜矢が証明した形になりました。


引用:テレビ朝日

科捜研の女 24 第7話謎解き!マリコ(沢口靖子)たちのハイテク技術

下足痕鑑定定

被害者が見つかった階段周辺からは本人の下足痕が1つも見つかりませんでした。

その結果、事故ではなく、事件で捜査することになったのです。

防犯カメラの映像解析

草木染職人・椛山卓司(片桐仁)は、染めの邪魔されたくないために、土門たちに嘘をついていたことを認めました。

犯行時間には工房から離れた場所にある、別の井戸に行っていたのです。

防犯カメラの映像解析でそのことが証明されました。

井戸水の水分分析

容疑者の2人のアリバイが成立してしまいました。

土門(内藤剛志)はマリコに、死亡推定時刻がずれるための可能性を考えて欲しいとお願いします。

風丘(若村麻由美)は被害者のポケットに入っていた草木染の布地が色落ちしていた事を思い出します。

被害者は水の中で一定の時間、隠されていたのではないかと推理します。

冷たい水なら死亡時間にもずれが生じます。

土門(内藤剛志)は井戸の中に隠されたのではないかと疑い、市内の井戸水の水質検査をマリコたちにお願いしました。

票母皮(ひょうぼひ)の確認

票母皮(ひょうぼひ)とは皮膚のふやけの事です。

被害者には票母皮(ひょうぼひ)が見られなかった事から、短時間だけ水に入れられた可能性がありました。

科捜研の女 24 第7話謎解き!犯人像

市内の井戸の水質を調べましたが、一致する井戸はありませんでした。

金属加工工場の貯水槽

草木染職人・椛山卓司(片桐仁)の井戸、

須黒正明(肥後克広)

これら3か所の水質も調査する事にしました。

この中で水を冷やして使用していたのは金属加工工場だけです。

被害者は金属加工工場のの貯水槽に2時間程度入れられていたのです。

犯人は工場長でした。

新入社員を確保するために、被害者の社長は、新入社員の給料をベテランたちより高く設定したのです。

工場長は不満を持ったベテランの社員を代表して、社長に改善するように訴えました、

その最中に、社長が誤って階段から落ちてしまったのです。

どちらかというと事故のような気がします。

しかし、ベテラン社員たちは警察沙汰によって、工場のラインが止まってしまう事を恐れて隠避を図ってしまいました。

まとめ

金属加工工場は若手社員とベテランの軋轢ありました。

仕事手順をマニュアル化してほしい若手と、経験でしか覚えられないと指導するべたランたちの様子は一般企業でもありそうな話ですね。

染色工房では師匠と弟子の仕事の向き合い方の落差が描かれましたね。

最初は染色に細かくこだわる師匠に反発していました、

しかし、師匠の指導で染色した結果、色合いが素晴らしく仕上がった糸に感動していましたね、