かぼちゃは栄養豊富で、煮物やスープ、サラダなど多彩な料理に活用できる万能食材です。
しかし、その硬い皮が原因で、調理の第一歩である「切る」作業に苦労する方も多いです。
包丁を使うのに力を入れすぎて、危険を伴ったりすることもあります。
そこで今回は、かぼちゃを切る前に、表面の皮に箸が刺さる程にゆでてから切る事をお勧めします。
レンジで少し加熱する方法もありますが、今回はゆでる方法を紹介します。
後半では切ったかぼちゃを冷凍保存して、効率的に使うためのステップも解説します。
この方法を活用すれば、日々の料理の手間が大幅に減り、かぼちゃ料理がより楽しいものになりますよ!
安全なかぼちゃの切り方!切る前にかぼちゃを丸ごと加熱する
かぼちゃは、その密度の高い果肉と硬い外皮が特徴の野菜です。
皮が硬いので包丁を入れる際、力を入れすぎてしまうことがあります。
さらに、かぼちゃの形状が安定していないため、包丁のバランスが崩れて、怪我をするリスクもあります。
これを回避するために、適切な下処理を行うことが大切です。
かぼちゃを鍋でゆでる
1. かぼちゃを洗う
まず、表面に付着した汚れをしっかり洗い流します。
皮ごと調理する場合が多いので、ここで丁寧に洗うことが大切です。
2. 鍋に水を沸かし、かぼちゃをゆでる
大きめの鍋に水を入れ、沸騰させます。
かぼちゃが半分以上浸かる程度の水量が目安です。
洗ったかぼちゃを丸ごと鍋に入れ、中火で約5~10分ゆでます。
目安は、フォークや箸で軽く押したときに少し皮が柔らかく感じられる状態です。
長時間ゆで過ぎると中身が崩れる恐れがあるので注意しましょう。
皮が柔らかくなったかぼちゃを切る
1. 粗熱を取る
ゆでたかぼちゃを取り出し、粗熱を取ります。
熱いままだと手を火傷する恐れがあるので、触れる程度まで冷ましてください。
2. ヘタを取り除く
包丁でヘタの部分を切り落とします。硬い部分を最初に取り除くことで、全体が切りやすくなります。
3. 半分に切る
包丁を使って縦半分に切ります。力を入れる際は、包丁の柄を両手で持つようにすると安全です。
4. 種とわたを取り除く
スプーンを使って中の種とわたをきれいに取り除きます。この時点で、料理の用途に応じてさらに切り分けます。
かぼちゃの小分けと冷凍保存
一口サイズや調理しやすい形状にカットします。厚さを均一にすることで、解凍時や調理時のムラを防げます。
小分けしたかぼちゃを蒸し器で煮る
切り分けたかぼちゃは、中が生のままなので、さらに蒸し器で煮ます。
しっかり冷まします。
トレイに並べて凍らせる
冷めたたかぼちゃを平らに並べ、クッキングシートを敷いたトレイに載せます。
トレイごと冷凍庫に入れ、凍らせます。
ビニール袋で冷凍保存
完全に凍ったら保存用の密閉袋に入れ、冷凍庫で保存します。
一度バラ凍結することで、使いたい分だけ取り出せるようになります。
市販の冷凍かぼちゃよりお得で節約になります。
冷凍かぼちゃの活用例
冷凍かぼちゃは以下のような料理に使えます
• 煮物
• スープ
• サラダ
• 炒め物
小分けにして冷凍保存することで、必要な分だけ簡単に取り出して調理できます。
まとめ
かぼちゃの下ごしらえは、少しの工夫で驚くほど楽になります。
かぼちゃの硬さに悩んでいる方も、今回紹介した「ゆでて柔らかくする」方法やレンジ加熱を活用することで、安全で効率的に調理ができます。
さらに、小分けして冷凍保存をすることで、かぼちゃ料理の準備時間を大幅に短縮できます。
忙しい日の料理もらくらくです。
ぜひ一度試して、毎日の食卓にかぼちゃをもっと気軽に取り入れてみてください