「夏の葉物野菜が高くて手が出ない…」「夏バテ気味、食欲が出ない…」そんなお悩みはありませんか?
年々暑さが増す中、虫の被害が少なく、家計にも優しいのが「赤シソ」です。
シソジュースや梅干しの色付け、おにぎりや料理の彩りなど、さまざまな用途に活躍してくれます。
さらに赤シソにはポリフェノールが豊富に含まれ、夏バテ対策にも期待されています。
今回は、初心者でも始めやすい赤シソの育て方や、元気に育てるコツ、栽培時の注意点などご紹介します。

プランター栽培におすすめ!赤シソを育てる3つのメリット
虫の害が少なく初心者でも簡単
赤しそは、夏の暑さに比較的強く、家庭菜園初心者でも育てやすい人気の葉野菜です。
特にプランター栽培との相性が良く、ベランダや狭いスペースでも十分楽しめます。
独特の強い香りがあるため、他の野菜と比べて虫がつきにくいという大きなメリットがあります。
葉野菜で悩みがちな青虫やヨトウムシの被害が少なく、管理がしやすいので家庭菜園向きと言えるでしょう。
これまでプランター栽培で虫に悩まされていた方も、ぜひ赤シソを家庭菜園に加えてみてください。
栄養満点!ポリフェノールで夏バテ予防
赤シソの鮮やかで美しい赤い色は、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」によるものです。
この成分には強い抗酸化作用があり、健康や美容にも良さそうですよね。
夏の暑い時期にさっぱりとした赤シソジュースを飲むと、体も気分もリフレッシュできますよ。
節約効果バツグン!料理のバリエーションが豊富
スーパーで赤シソの葉を買うと、ほんの数十枚入りのパックでも意外と高くついてしまいますよね。
しかし、自分で種から育てれば、必要な時に必要な分だけ新鮮な葉を収穫できるため、家計の助けになります。
定番のシソジュースや梅干しの色付けはもちろん、刻んでおにぎりに混ぜ込んだり、冷奴や麺類のトッピングとして彩りを添えたりと、さまざまなシーンで使えます。
赤シソがあるだけで、毎日の料理のバリエーションがぐんと広がりますよ。
赤シソの種まき方法
水はけの良い土を準備する
赤シソは湿り気を好みますが、水浸し状態になると根腐れしやすくなります。
市販の野菜用培養土を使えば失敗が少なくおすすめです。
プランターや鉢に土を入れたら、あらかじめ軽く湿らせておきましょう。
赤シソの種は浅くまく

赤しその種は「好光性種子」と呼ばれ、発芽するために光が必要です。
そのため、深く土をかぶせてしまうと発芽しにくくなります。
土の表面に均等にまいたら、薄く土をかぶせるか、藁(わら)などを敷くのも良いでしょう。
種まき後は、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
発芽まで乾燥させない
赤しそは発芽するまで特に乾燥に弱いです。
土の表面が乾かないように注意しながら、水やりを行いましょう。
ただし、大雨に当たると種が流れてしまうことがあるため、発芽までは軒下など雨の当たりにくい場所がおすすめです。
気温にもよりますが、7〜10日ほどで芽が出てきます。
赤シソの苗を元気に育てるコツ

日当たりの良い場所で育てる
苗が育ってきたら、毎日4〜6時間以上日光が当たる場所へ移動させましょう。
日照不足になると、弱々しい株になってしまいます。
ただし、真夏の強烈な西日は葉を傷めることもあるため、午後だけ半日陰になる場所に移しましょう。
水やりは適度な湿り気を保つ
赤しそは乾燥しすぎると葉が硬くなり、風味も落ちやすくなります。
土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、常に適度な湿り気を保つようにしましょう。
特に真夏のプランターは乾燥しやすいため、朝夕2回の水やりが必要になる場合もあります。
間引きで風通しを良くする
苗が10センチほどに育ったら、混み合った部分を間引きます。
風通しが悪いと蒸れや病気の原因になります。、株間を適度に確保しましょう。
苗の定植
本葉が4〜6枚になった頃が定植のタイミングです。
根の周りの土を崩さないように優しく取り出し、大きめのコンテナや鉢に植え替えてください。
赤シソは葉をたくさん収穫する野菜なので、肥料切れを起こすと葉色が悪くなります。
定植後は、2週間ごとに肥料を与えてしっかりと栄養を補給します。
赤しそ栽培で注意したいポイント
害虫対策
赤シソは虫がつきにくいとはいえ、無農薬で育てていると虫が寄ってくることもあります。
定期的に葉の裏表を点検し、虫を見つけたら手で取り除いたり、石鹸水で作った安全な手作り農薬などで駆除したりして、大切な苗を守りましょう。
たくさん収穫するコツ(摘心)
草丈が30センチほどに育ってきたら、一番上の芽(生長点)をハサミで切り取りますこれを「摘心(てきしん)」と呼びます。
摘心をすることで脇から新しい枝(側枝)がどんどん伸びて分岐が促され、結果的に収穫量が大きくアップします。
花芽が出たら摘み取る

赤しそは日が短くなると花を咲かせる短日植物(たんじつしょくぶつ)です。
日が短くなってくると花芽をつけ始めます。
花が咲くと葉が硬くなり、風味も落ちるため、長く収穫したい場合はつぼみを早めに摘み取りましょう。
なぜ?赤シソが赤くならない原因と色落ちを防ぐ方法
せっかく育てたのに、赤シソの葉が赤くならない、または色が抜けてしまった経験をしたことはありませんか?
それには以下のようないくつかの原因があります。
交雑による色あせ
過去に同じ場所や近くで青シソを栽培していた場合、花粉が交配してしまうことがあります。
その結果、こぼれ種などから次に出てきた赤シソは、本来の鮮やかな赤色ではなく、色があせたような中途半端な色になってしまうことがあります。
このような時は交配の影響かもしれませんので、新しい種を購入するのが良いです。
夏の強い日差しによる分解
真夏の強すぎる直射日光を浴び続けると、赤色の成分である「アントシアニン」が分解されてしまい、赤みが抜けて緑っぽくなってしまうことがあります。
午後から日陰になるような場所にプランターを移動させたり、すだれや寒冷紗などで日よけを作ります。
適度に水分も与えながら過酷な暑さから守ってあげましょう。
赤シソのおすすめ活用方法

収穫した赤シソを料理に使う際の応用知識として、赤シソは熱を通すと赤色が抜けて緑色に変わってしまう性質があります。
しかし、これを防ぐ裏技があります!
梅干しなど「酸味のあるもの」を挟んだり、一緒に調理したりすることで、酸の力で美しい赤色をそのまま保つことができるのです。
お料理の際にはぜひこの裏技を活用してみてくださいね。

自家製シソジュース
夏の定番として人気なのが赤シソジュースです。
シソを煮出して、酸やレモン汁を加えることで鮮やかな赤色になります。
炭酸で割ると爽やか味のドリンクになります。
暑い日の水分補給にもぴったりです。
梅干しの色付け
昔ながらの梅干し作りでは赤シソが欠かせません。
梅酢と合わせることで鮮やかな赤色になり、風味も豊かになります。
家庭菜園で育てた赤シソを使えば、手作りの楽しさも倍増します。
料理の彩りにも便利
細かく刻んでふりかけにしたり、おにぎりに巻いたり、冷奴やそうめんの薬味として使ったりと用途はさまざまです。
乾燥させて「ゆかり風ふりかけ」を作るのもおすすめです。
まとめ
プランターでの赤シソ栽培は、虫がつきにくく初心者の方でも挑戦しやすい、おすすめの節約ガーデニングです。
この記事の要点は以下の通りです。
●好光性種子なので、種まきの際は土を深く被せすぎないこと。
●日当たりと水はけを良くし、30センチに育ったら摘心して収穫量を増やすこと。
●日陰での徒長や、猛暑での葉の苦味に注意し、環境を調整すること。
●青シソとの交配や強い日差しで赤くならないことがある点に気をつけること。
これらのポイントを押さえれば、夏の間ずっと新鮮でおいしい赤シソを楽しむことができます。
自家製の赤シソで作るシソジュースで夏バテを予防したり、お弁当の彩りにしたりと、家計に優しく暮らしを豊かにしてくれること間違いなしです。
ぜひ今年の家庭菜園に赤しそを取り入れて、夏ならではの収穫を楽しんでみてください。
